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何かになりたかった何かの、ひとりごと
通電した肉が美味しくなるってほんとかな

たぶん8年位前に
「タイマースイッチと、グリセリンと、10円玉を見ている。」
みたいなことを書いた。

ティーンのころから、終わるんだったら感電がいいなと考えていた。
それで、思い立ったらできるように、それらを用意した引き出しを作った。
コードの端はきちんとほぐして(被膜を剥くのが楽しかった。楽しさ余って少し余分に剥いてしまった)、十円玉をくっつけて。
サージカルテープとグリセリンも同じ袋に入れていた。

何度目かの引っ越しの時に、捨てた。
定かではないけれど、20代の半ばくらい?

別に企図しなくなって捨てたわけではない。
使いそうになって捨てたわけでもない。

曖昧に計画したまま、なんとなくで捨てた。
強いて言えば、買い戻せる財力が手に入ったので、捨てた。
全然断ち切ってない。


あの頃だって幸福だったし、今も幸福だ。


…………って思ってたけど
なんかちょっと違和感あるね。

そのときは救われた自覚なんてなくって、ただなんとなく、無意識のつもりで「捨ててもいいや」って思ってた。
そんなわけないや。
買い戻そうと思わないもの。
捨てるまでの数年、わたし、あの水色の袋を開かなかったわ。



まあでも。


今後何かあったとして、それはぼくが苦悩していたからだとか、逆に満足したからだとか
そういうことは見当違いだと思うよ、
と、そのときぼくは話せないわけだけれども。
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らうる
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好きなものを好きだと言うことが、ときどきひどくおそろしい。
夜、キャラバンカルーセルからマーメイドラグーンを望むために生まれてきたのかもしれない。

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