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何かになりたかった何かの、ひとりごと
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おおつごもりである

正直なところ、今までで最低の大晦日だ。
仕事は忙しくしていたけれど、こんなに私生活に手が回らなくなるほど磨り減っているつもりはなかった。
完全に機能停止して29、30、31の夕方までは無為に過ごしたし、生命維持のためにいくらか動いただけでまたひたすら途方に暮れている。

コインランドリーの乾燥機を回したあと取り行かず20分ほど遅れて向かうと、見知らぬ誰かによって洗濯物はかるく畳まれて籠に避けられていた。
時間が足りず生乾きのままだったそれらを取り除けてくれた誰かの姿は既に無く、謝罪も礼もできないままわたしは衣類をアパートで干し直す。

ここ半月ほどで急激に悪化した皮膚炎を宥める処方薬は底をついていて、代わりにするには些か弱すぎる(「ストロング」というのはドラッグストアで買える中では最も強いそうだが、皮膚科で「ベリーストロング」や「ストロンゲスト」の世話になっている身からすれば弱いものである)市販のステロイド剤でお茶を濁している。
大学時代コンサータなしでいた頃も相当に破綻してはいたけれど、それはクリニック通いをサボるようになってから明確に生活が崩れていた。
ただ、社会人生活をはじめてしばらくはもう少しまともに生きていたのだ。
たかだか数週間ほど仕事が詰まったからといって、こうも立ち行かなくなるとは思わなかった。
寝ている間に掻き壊した皮膚からの出血で寝具は血まみれだし、剥落した皮膚やかさぶたのために一晩でザラザラと粉っぽくなる。
自分であっても不快なのだから、他人によるものならどんなに気色悪いことだろうと思う。
毎夜このまま目が覚めなければ良いと思いながら眠り、毎朝誰も罪に問われないような不慮の事故でわたしだけが死ねたらと思いながら通勤する。

翌日その作業を続けるのが自分だろうと思ってもメモや付箋で精一杯の引き継ぎを残して仕事を終えるのは、うまいこと消えられたとして後任が少しでもスムーズにわたしの穴を埋められればと思うからだ。わたしのできる仕事などただ人手があれば足りるだけのようなものばかりだけれども。

かなり底近くまで自己嫌悪があるから、いつも以上に好きなものの話が出ない。
わたしに好かれているというそのことがマイナスでしかない自信ならとても強いものがある。
好きなものごとだけを投稿するつもりでツイッターのアカウントを取得したのだが、なかなかツイートができずにいる。
ただ、そこのわたしが「わたし」であることを告げたのは(不注意で教えてしまった相手を含めるとプラス一人、そして隠していることではないのでもしかするともっと知っている人間はいるのかもしれないとは言え、相互に認知しているのは)ただ一人なので、まだ気が楽な方だ。
それですらこの有様、と言いなおすこともできるけれども。

自転車のタイヤが酷く凹んでいた。単なる空気漏れかパンクなのかは知らない。
どちらにせよ自転車で実家へ向かうつもりでいたものだから予定を変更するしかない。
通勤定期は一昨日から切れていて、電子マネーのチャージも心許ない。
そういえば今月の家賃も振り込んでいない。ガス代と水道代も。
薄給、と言っても下には下がいることを分かってはいるが、保障らしい保障もない非正規雇用の身には年末が寒い。

山梨の大学にいた頃、実家に帰るため中央線から京王線に乗り換えると「東京に帰ってきた」と安心したものだが、同じ東京に住んでいる今も私鉄を乗り継いで京王線に至ると「帰ってきた」という感じがする。
最初の小学校に通っていた頃までは小田急線沿線に住んでいたし、その次の家も小田急線を使っていた。
それでも3つめの家に越して以来中学高校と京王線のそばで暮らしてきたわたしにはピンクのラインが懐かしいものとして印象づけられているのだった。

ああ、ブログとして読みやすい文章を書く努力を完全に放棄しているな。
誰に向けてもいないし、いいか。
来年はもう少し、屈託無く笑える大人になれたらいいな。
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らうる
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好きなものを好きだと言うことが、ときどきひどくおそろしい。
夜、キャラバンカルーセルからマーメイドラグーンを望むために生まれてきたのかもしれない。

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